私たちにも参考になる---秋元康氏が先輩放送作家をごぼう抜きにした方法
「企画脳」という古い本に書かれている話です。
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その職種における序列・待遇といったものは、
細い川を一列で流れている丸太のようなもので、
自分の前には先輩放送作家が、後ろには後輩がいて、
この順番もギャラのランクも、川の流れに身を任せていたら、絶対に変わらない。
その流れから一歩抜きんでていこうと思うのなら、
丸太を一度陸に上げ、トラックに乗せてずっと前まで走って行く必要がある。
秋元さんにとっては、それにあたるのが「作詞」だったそうです。
「作詞もできる放送作家」、「放送作家の視点で歌詞を書ける作詞家」という肩書を持つことで、序列を一気に上げられた、ということですね。
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今、男女問わず起業者にとっては、新しい丸太が日々増えて、どの川も大渋滞です。
お客さまの視線が届くのは、流れの先にいる先輩ばかりで、
同じことをしていては、絶対に流れの先にワープできません。
かといって、極端なことをすれば、狭い世界なので生きにくくなる。
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こんな状況だから、秋元さんのこの方法、私たちにも参考になりますよね!
要は、今の自分の柱のそばに、もう一本、サブの柱を立てるということですね。
2本の柱が遠すぎて、シナジーが無いようだと意味がない。
かといって、近すぎて目新しさがなければ、これまた意味がない。
(コンサル業界で言えば、税理士・診断士・社労士・行政書士を複数持つようなもの。みんなそうなので、全然差別化にならない)
程よい距離で、他の人があまり立てていない2本目の柱。
ぜひ、探してみましょう!